2009年10月18日

故きを温ねて

温故知新

波照間島は山もなければ河川もなく
島民は生活用水をどう確保するかが島の重要課題で
あったと思います。
ミシコイが小さい頃には既に井戸が各集落内の道端や屋敷内に井戸があり
夕方になるとバケツとツルベを両端にぶら下げて井戸からツルベで12メートル
ほど深い井戸に何度も揚げ下げしてバケツを満たし
家の10斗かめ一杯するのが水汲みの日課となっていて井戸を見るたびに昔のことを
思いだします。
生活用水確保は復帰前後の~井戸からーー→家の貯水タンクーー→そして簡易水道へーー→
淡水の淡水化ーー→海水の淡水化ーー→西表~波照間間の海底送水へと?
時代と共に美味しくて安全・安定供給のできる水道施設を目指して
取り組んできました。
これまで公民館からの要請は幾度も町や県に
自然水でミネラル分の豊富な美味しい水を西表島から海底送水で
解消するんだとを訴えてきましたが・・・
水問題は解決したでしょうか?・・古きを訪ねて新しきを知る
機会になりました。

故きを温ねて

夕方の水あび・洗濯・水汲みで賑った井戸はコンクリート蓋で閉ざされ
井戸端会議?を思い出します。
故きを温ねて
ミシコイの二重貯水タンク(400トン?)屋根から落ちる雨水をトイを通じてタンクへ

故きを温ねて故きを温ねて
下田原ぶりぶち公園側のリン鉱石採掘坑道からの湧水をパイプでもって、
千トンぐらいの貯水タンクに引き込み50メートル下のウォーターポンプを
動かし導水管で700M離れた不登流茂知原の貯水タンクヘ

故きを温ねて
役目を終えた千トンほどの貯水タンク2基がギンネムの木に覆われていました。
昭和50年12月簡易水道の始まりで雑用水などに使用され給水栓は各集落に10箇所ほど
設置されていて飲料水は家のタンク水でまかないました。
故きを温ねて
淡水から海水へ
美里原にある淡水化施設2基で日産500トンほどで
平成元年波照間簡易水道淡水化施設完成・・完工式が4月26日に行われました。
波照間~西表島の海底送水は断念か??



Posted by mishikoi at 23:57│Comments(0)散歩
 
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